ALSについて

ALSとは

ALSとは

ALSとは、「筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis)」の略称で、脳と脊髄にある、運動を担当する神経細胞(運動ニューロン)が選択的に障害され、体を動かすことが徐々にできなくなる病気です。

この病気は、一般に、運動ニューロンのみが障害され、感覚の異常や膀胱直腸障害などの自律神経障害、その他、眼球運動障害、括約筋障害、褥瘡は生じないといわれていました。しかし、医療の進歩とともに長期生存される方が増え、これらの症状が末期には生じることがあると分かってきました。

ALSの疫学について

ALSは、人口10万あたり2~7人程度の有病率で、発症率は10万あたり1~1.5人とされています。男女比は3:2とやや男性に多く、平均発症年齢は60歳前後で、働き盛りの50~60代に好発します。発症より平均4年程度で人工呼吸器を装着しなければならない状態となりますが、その期間は人によって様々です。

ALS発病の原因

ALSは、厚生労働省の定める特定疾患(難病)の1つで難病中の難病といわれ、病気の原因も不明で、残念ながら治療法もほぼ皆無の状態です。
また、日本においては、ALSに罹られた方がどのような経過をたどるのか?ということさえも正確な資料がないのが現状です。

Copyright©JaCALS. All Rights Reserved.